アダルト動画(AV作品)のレビューを丁寧に書いていけば、そのうち稼げるようになるだろうと思っていませんか?本当にそうなるでしょうか。
一般商品のアフィリエイトでは、広告主サイトに送客してしまえば成約するという商品が結構あります。使用目的がはっきりしている低価格帯商品や、供給が遅れるほど売れている人気商品などです。コンプレックス解消商品や健康系商品にも送客すれば売れてしまう商品は多いです。アダルト系商品はどうでしょう。
「アダルトアフィリエイトのタイトルは特殊。物販とは全く別物」で解説したように、アダルト系の商品は、冷静に考えたら買わないかもと思うような商品が多いのです。本能的欲求で衝動買いをする人が多いアダルト系商品ですが、切迫性はないので商品を見ているうちに注意がほかに移りがち。買いそびれても、時間がたてば忘れてしまって終わりです。ですから、いくらレビュー記事を書き続けても、思ったほど成約は増えません。どうすればいいでしょうか。
アダルトアフィリエイトは、エロさ3割、説得7割
アダルト系商品は、実は説得販売が効果的です。アダルト系の商品は対面販売だと買いにくいものが多いので、自分以外の人たちがどんな商品を買っているのかはなかなか想像できません。それを知っているのは商品を売っている側だけです。
ですから、売り手の「これ、みんなが買っていますよ」という言葉は、非常に魅力的な情報で説得力があります。たとえそれを信じなくても、周りに聞くわけにもいきません。そういう情報を提供してみましょう。アフィリエイトをやっていると、実際にどの商品が売れていくのか、どのサイトが人気なのか分かるので、事実を教えてあげればいいのです。
アダルトアフィリエイトで稼いでいる成約率のいいサイトでは、そうした説得のための記事を用意しています。レビューだけを書いていては、なかなか売れないのです。
サイトによっては、説得のための記事しかないところもあります。比較サイトがそうです。ほとんどの記事がビジターを説得するために書かれたものなので、AVレビューサイトに比べると記事の数は圧倒的に少ないのですが成約率はいいという特徴があります。
誤解して欲しくないのは、成約率がいいからといって大きく稼げるというわけではないということ。比較サイトにやってくる人たちは、すでに有料サイトの利用を決めている場合がほとんどです。あとは、どのサイトを利用するか迷っているだけだという人たちが利用しています。
そうした人たちは、アダルトサイトにやって来る人たちのごく一部に過ぎません。そのため、アクセス数そのものはレビューサイトに遠く及びません。ですから、成約率が良くても収益となるパイは小さいわけです。また、そもそも比較サイトは競争が激しく、後から参入しても勝てる保証はどこにもありません。
そこで、アクセスが集まりやすいAVレビュー記事で集客する場合は、有料サイトに興味を持ってもらうために、比較記事や利用体験コラムも用意しておきます。そうすると、比較サイトを訪れる人たちとは違う客層に対して、同じように効果的な説得セールスができるようになります。
明確な指示なしでは行動しないのが人間。説得は重要で効果的
アフィリエイトをやっていると分かりますが、人間というのは、明確な指示をしないと行動してくれません。明らかに商品を売っている場合でも、「ここをクリック」とか「こちらをご覧ください」などと言葉で指示をしないと、商品説明を最後まで読んでも、その先に進むリンクをクリックしてくれません。(「アフィリエイト広告素材の使い方。サンプル動画をブログの武器にする」も参照してください)
ですから、ビジターがどう行動すればいいのかを教えてあげるための言葉や資料はとても重要です。まして、アダルト系の商用サイトはうさんくさい存在だと思われているのですから、きちんとした記事を用意して信頼感を演出するのは想像以上に大切なことで、思った以上に効果があるのです。
説得のために必要な記事は、送客をする商用サイトの属性によって違います。PPVの動画と月額料金制の動画サイトでは商品が違いますから、どんなアプローチが効果的かを考えて記事を用意しなければなりません。
AVレビューというコンテンツは、出会い系とも相性がいいので、そうしたコミュニティーサイトへの送客もできます。そのためには、それ用の記事が必要になります。アダルトトイを売ることもできますが、AVレビュー記事だけでは送客が難しいのも分かるでしょう。
どんな商品が売れそうか、どんな記事が必要か、どうすれば行動してもらえるかを考えてサイトのコンテンツを用意していかなければ、収益はなかなかアップしていきません。